泡盛について特徴から歴史、美味しい飲み方まで徹底解説【焼酎とは具体的にどう違うの?】
こんにちは! 沖縄なうです。
「泡盛って名前は知ってるけど、実際はどんなお酒なんだろ? あんまり知らないな」 という方は多いのではないでしょうか? 「沖縄のお酒」「度数が高い」というイメージがあるかと思いますが、それ以外にも泡盛には素敵な魅力がたくさんあるんです!
泡盛は是非おすすめしたいとてもおいしいお酒なので、本記事では以下の内容について徹底解説していきます
- 泡盛の歴史背景や味の特徴
- 泡盛と焼酎の違い
- 泡盛の古酒について
- 泡盛のおいしい飲み方
本記事を通して少しでも泡盛に興味を持っていただけると嬉しいです!!!
おすすめの泡盛を知りたい方は、こちらの記事をチェック!
泡盛ってどんなお酒?
まず、泡盛がどのようなお酒なのかについて解説していきます。
泡盛は米を原料として「アワモリコウジカビ」と呼ばれる黒麹菌を使って作られるお酒のことを指します。昔は、米に関しては「タイ米」を使っていましたが、現在は風土を守る動きや地産地消の流れに沿って、県内産のお米を使って作られるケースが多くなってきています。
そんな泡盛の歴史や味を順番に見ていきましょう。
泡盛の歴史背景
泡盛の歴史の始まりは、1671年に琉球王国中山王から徳川家に献上したのが最初だと言われています。
当時の人々は泡盛のことを「サキ」と呼び、19世紀ごろまでサキという呼び方が一般的だったようです。
泡盛自体は徳川家に献上する前から作られてはいましたが、実際に徳川家においしいお酒として振る舞ったことで、泡盛の歴史がスタートしていきました。19世紀からしばらくは、泡盛は「焼酎」として扱われていましたが、沖縄県が本土に復帰した後、1983年に沖縄県産の泡盛に限り、「泡盛」という表示が認められるようになりました。
ここ数年は泡盛自体の売り上げは年々少なくなってしまっているというのが現状ですが、沖縄県民をはじめとして、お酒好きな人にはずっと愛飲されているお酒となります。
泡盛の味とアルコール度数
泡盛は甘みが強く、香りも濃厚であるのが特徴です。
甘みが強い理由は、原料にタイ米と黒麹菌を使っていることが関係していて、これらの2つが組み合わさることで「バニリン」と呼ばれる甘い香りの成分が作られます。この甘みが非常に「おいしい」と感じる重要な要素となっています。
甘みと言ってもカクテルのような甘さではなく、お米の香りと混じって「大人の甘み」を感じられます。タイ米を使って泡盛を作る過程で、香りを阻害してしまう「油性成分」を取り除くため、結果的に甘い香りだけが残るという製法になっています。
一般的に「焼酎」と似ているというイメージがあるかもしれませんが、実際は焼酎のような独特の匂いは一切なく、お酒を飲んだことがない人でも飲みやすく「おいしい!」と感じてもらいやすいお酒となっています。
また、泡盛のアルコール度数は30度が基本となっているため、あまりお酒が強くない人でも1杯や2杯は飲めるお酒です。しかし泡盛の中でも銘柄が分かれていて「花酒」と呼ばれる泡盛は、アルコール度数が50度を超えることもあるのでちょっと危険です。
泡盛を飲むときは自分にあったアルコール度数を確認するようにしましょう。
泡盛に含まれている成分
泡盛は、下記4つを満たした時に泡盛だと表現されます。
- 黒麹菌(アワモリコウジカビ)
- タイ米を使用すること
- 一度しか仕込みを行わないこと
- 単式蒸留酒で蒸留すること
ですので、泡盛に含まれているのは「米と黒麹菌」ということになります。
日本最古の蒸留酒だと言われているので、作り方や成分がシンプルで作られているのが特徴的です。
泡盛は糖質とカロリーが低いので健康を気にされている人にもおすすめ!
実は、泡盛はお酒の中で糖質とカロリーがとても低い部類入ります。
- お酒を飲みたいけどカロリーが気になる
- 最近糖質を制限するように言われた
- 糖質とカロリーが低いお酒を飲みたい
こういった人でも美味しく泡盛を飲んでもらうことができます。
お酒を飲むときに「今日はカロリー大丈夫かな」とか「糖質が気になるな」と悩んで飲んでも、心から楽しむことはできないですよね。
そういったときは、甘い香りで美味しい泡盛を、カロリーや糖質を気にせずに飲んでみるのはいかがでしょうか。
泡盛と焼酎は何が違うの?
では、泡盛と焼酎は具体的に何が違うのでしょうか?
違いは作り方に秘密があるのですが、泡盛は「仕込みを一回し行わない」ことに対して、焼酎は「仕込みを二回行う」作り方になります。
また、お酒を作る過程で、泡盛なら「米や黒麹菌」を使うことに対して、焼酎は「芋や麦」を使う点も違います。泡盛は分類として焼酎に入ってはいますが、そもそもの作り方や成分が焼酎とは全く違うということです。
味の特徴については先ほどの記述の通りで、泡盛の方が甘みが強いのが特徴的です。一方で焼酎はマイルドであり独特の香りが強いという特徴を持っています。
泡盛の方が焼酎よりも美味しい?
焼酎は芋や麦など飲む人によっては「匂いが強く味も濃い」といった感じで、好みが非常にわかれるお酒です。
しかし、泡盛は香りが甘めに仕上がっているので、女性でも飲みやすく美味しいお酒として人気です。「どちらの方が美味しい」というのは人によって好みが分かれるところではありますが、焼酎が苦手な人でも、泡盛は楽しんでいただけるはずです。
泡盛と古酒は何が違うの?
古酒というお酒はご存知でしょうか?
古酒とは泡盛を3年以上熟成させたものとして取り扱われているお酒のことです。つまり、泡盛と古酒は同じ泡盛というお酒ですが、熟成させる年数で呼び方が違うということです。
古酒は泡盛に比べて熟成させる年数が長いので、そもそもの販売量や流通量が少ない特徴があります。
味の特徴に関しては、泡盛よりも「より濃厚で甘みが強い」という魅力がありますので、ぜひ一度飲んでいただきたいお酒となっています。
古酒についてもっと知りたい方は、こちらの記事をチェック!
泡盛と古酒のおいしい飲み方をご紹介
最後に泡盛と古酒のおいしい飲み方をご紹介します。
自宅で飲むこともできますので、ぜひ試してみてくださいね!
泡盛のおいしい飲み方
泡盛は下記3つの飲み方が最もおすすめです。
- 泡盛のロック
- 泡盛のソーダ割り
- 泡盛トニック
それぞれ順番に見ていきましょう。
泡盛のロック
ロックは定番の飲み方だと言えます。芳醇で甘い泡盛の香りと味をダイレクトに感じることができます!
あらかじめ泡盛用のグラスを冷やしておいて、大きな氷を一つ沈めます。上から泡盛を6分目まで注ぎ、おつまみと一緒にグイッと飲みましょう!
泡盛のソーダ割り
泡盛のソーダ割りもおすすめです。
冷やしておいたグラスに小さめの氷を数個入れて、泡盛4:ソーダ6の割合で注ぎましょう。ライムやレモンなどの柑橘系のフルーツを添えると、甘みと融合してさらに美味しく飲むことができます。
泡盛トニック
泡盛トニックも非常におすすめです。
泡盛とトニックウォーターの比率は完全におまかせで、ライムを絞ることだけ忘れないようにしましょう。
トニックウォーターの独特の苦味と、泡盛のパンチが組み合わさって何杯でも飲み続けることができます。
古酒のおいしい飲み方
続いて、古酒のおいしい飲み方を紹介していきます。
古酒は下記の2つが美味しく飲めておすすめです。
- 古酒のストレート
- 古酒のお湯割り
それぞれ順番に見ていきましょう。
古酒のストレート
古酒は、小さめのグラスを用意して、まずはストレートで飲んでみてください! 「お酒を飲むのが苦手」という人なら、香りだけをまずは楽しんで、水割りかソーダ割りで飲んでみましょう。泡盛とは全く違った深さを味わえるはずです。
古酒のお湯割り
古酒のお湯割りもおすすめです。
熱々なお湯よりは、少しぬるめのお湯を用意して、古酒5:お湯5の割合で割ってみましょう。
古酒の深みのある甘みと、お湯の適度な温かさが融合して幸せな感覚に浸れるはずです。
泡盛を飲んで沖縄気分を楽しもう
泡盛について紹介をしてきました。「泡盛=強いお酒」というイメージがあるかもしれませんが、実際は甘い味となっていて、お酒が強くない人でも楽しめるお酒となっているので、泡盛に興味を持っていただいた方は是非チャレンジしてみてくださいね!
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