沖縄にしかいない生き物まとめ【会う方法まで解説します】
こんにちは! 沖縄なうです。
沖縄には本島では見れないような、独自の生態系で進化していった珍しい動物や海の生き物が生息しているのですが、実際どのような生物がいるのかご存知でしょうか?
沖縄にしかいない生き物って何がいるのか、本当に気になりますよね!? ハブやマングースは聞いたことがある方も多いと思いますが、他にはどんな生き物がいるのでしょうか?
また、本記事では動物の他に、海の生き物や植物まで含めた、沖縄にしかいない生き物を現地で会う方法と一緒に解説していきますので、ぜひ沖縄にお越しの際は参考にしてくださいね。
沖縄に行ったら会っておきたい珍しい動物
まずは、沖縄に行ったら会っておきたい珍しい動物を紹介していきます。
「こんな動物にも会うことも出来るんだ」ときっと驚くはずなので、ぜひ沖縄に会いに来てくださいね。
ゾウガメ
ゾウガメはご存じの方も多いのではないでしょうか?
ゾウガメは大型の亀で、甲長1mを超し、100年以上生きる個体も多いそうです。
大航海時代の到来とともに、船員の食料として乱獲されていたため、大半の種が絶滅してしまいました。
そういった背景を乗り越えた貴重な命が、沖縄にいると考えると感慨深いものがあります。
ゾウガメに会う方法
名護市にあるネオパークオキナワ(名護自然動植物園)のふれあい広場という場所で会うことができます。
ふれあい広場では、ゾウガメの背中に乗る体験をすることができます。亀の背中に乗るという体験は、沖縄だからこそできる貴重な経験だと言えますね。
名前
ネオパークオキナワ
住所
沖縄県名護市字名護4607−41
電話番号
0980-52-6348
営業時間
9時00分~17時30分
Webサイト
https://www.neopark.co.jp/https://www.neopark.co.jp/
水牛
水牛と聞くと「何となく怖い」というイメージがあるかもしれませんが、沖縄の水牛は角にハイビスカスを乗せて、沖縄県民の一員として、観光客を楽しませてくれます。
アジア全体でも「野生の水牛」が生息している地域はほとんど少なく、実はしっかりとしつけをされた安全な水牛が多いという事実があります。
水牛に会う方法
沖縄県本島うるま市の「ビオスの丘」という場所で会うことができます。
他にも備瀬のフクギ並木、離島なら竹富島、西表島で会うことができます。
水牛に引かれて旅をするなんて、沖縄でしかできない貴重な体験になるはずです。
名前
ビオスの丘
住所
沖縄県うるま市石川嘉手苅961番地の30
電話番号
098-965-3400
営業時間
9時00分~18時00分(入園は17時まで)
Webサイト
https://www.bios-hill.co.jp/https://www.bios-hill.co.jp/
アカヒゲ
アカヒゲは体長が約14cmほどの小さな鳥です。
アカヒゲという名前を聞くと「ヒゲが赤い鳥」だと想像してしまいますよね。しかし、ヒゲは赤ではなく黒色で、体は白く翼が赤褐色の鳥になります。
アカヒゲは1,970年に国の天然記念物に指定され、国全体でアカヒゲの命を守る動きが広まっています。
アカヒゲに会う方法
アカヒゲは、沖縄では1年中会うことができますが、深い森のしげみの中を飛んでいるため、中々確認することは難しいと言われています。
体自体もものすごく綺麗なのですが、鳴き声も美しいと言われています。
イボイモリ
出典 : MonstersProShopMonstersProShop
イボイモリは体長が約14cm~20㎝ほどで、黒褐色の体が特徴的な動物です。
主に湿気を好むので、湿地などに多く生息されており、イボイモリという名前のように体は「イボイボ」しています。
沖縄県の天然記念物に指定されており、アメリカザリガニなどの捕食により数が少なくなってしまったため、アカヒゲと同じように命を守る活動が進んでいます。
イボイモリに会う方法
イボイモリは奄美大島、沖縄本島で1年中会うことができます。
昼間は落ち葉や石の下など暗いところで生活しており、夜間に活動が活発になります。
動きが早いわけではないため、一度見つけたら長い時間観察することができますよ。
沖縄に行ったら会っておきたい珍しい海の生き物
続いて、沖縄に行ったら会っておきたい珍しい海の生き物を紹介していきます。
おそらくみなさんが知っている「あの海の生き物」も紹介していきますね。
ジンベエザメ
まずはジンベエザメです。
「ジンベエザメは聞いたことはあるけど、テレビでしか見たことがないなあ」という人も多いのではないでしょうか?
ジンベエザメはサメの中だけでなく、すべての魚類の中で最大の大きさを誇ります。
沖縄に行ったら「絶対に会っておきたい」海の生き物の一人です。
ジンベエザメに会う方法
沖縄の「美ら海水族館」で会うことができます。
また、美ら海水族館ではイルカショーやイルカラグーンを楽しむことができます。
美ら海水族館なら珍しい海の生き物に「確実会うことができる」ので、ぜひ一度足を運んでみましょう。
名前
美ら海水族館
住所
沖縄県国頭郡本部町字石川424
電話番号
0980-48-3748
営業時間
8:30~20:00(3月-9月)
8:30~18:30(10月-2月)
Webサイト
https://churaumi.okinawa/https://churaumi.okinawa/
ジュゴン
ジュゴンと言えば「人魚のモデル」になったことで有名な生き物ですが、沖縄県でも生息が確認されています。
諸説あるのですが、現在の沖縄県にジュゴンは「3頭しかいない」と言われており、沖縄県だけではなく国全体でジュゴンを守る活動がされています。
ジュゴンに会う方法
ジュゴンの数が今に比べて多かったころは、奄美諸島や八重山諸島に分布していたとされていますが、現在は沖縄本島周辺の海域でしか生息していないようです。
沖縄県に旅行してジュゴンを見ることが出来たら、最大のラッキーだと言える出来事だと言えますね。
似て非なる海の生き物で沖縄で人気の「マナティー」があります。
「マナティー」は「美ら海水族館」で会うことが出来るのですが、実は沖縄だけでなく本島の水族館でも会うことが出来るので、今回は割愛をしておきます。
沖縄に行ったら見ておきたい珍しい植物
続いて、沖縄に行ったら見ておきたい珍しい植物を紹介していきます。
沖縄と言えば「珍しい動物や海の生き物」が有名ですが、植物まで珍しいものがあるなんて知らない人も多いと思います。
沖縄に行ったら見ておきたい珍しい植物を2つ紹介していきますね。
ノニ
「ノニ」と聞いて、ピンときた方はあまり多くないのではないでしょうか?
「ノニ」は果実の一種で、ビタミンやミネラルを豊富に含むハーブです。
こういった栄養価が高い背景から、「神様からの贈り物」や「ハーブの女王」と呼ばれています。
ノニは腸を活性化させるので、便通に効果がある果実として知られています。
ノニを見る方法
主に海外を原産地としてしているため、実は、野生の「ノニ」を見ることは沖縄でもできません。
しかし、沖縄では「ノニジュース」として、新鮮な「ノニ」を飲むことができます。味は「強い匂いと濃い味」が特徴的です。
沖縄では有名な健康食品ですので、ぜひ一度飲んでみてくださいね。
パパイヤ
パパイヤはご存知の方が多いのではないでしょうか。
パパイヤは果物の一種ですが、沖縄では野菜の一種として食べられることが多いです。
パパイヤは熟す前は青色の状態なのですが、この状態のパパイヤを千切りにして炒めたパパイヤチャンプルーが人気です。
パパイヤを見る方法
沖縄では民家にパパイヤが自生している場所があります。
「パパイヤを見たい!」と思ったら、ぜひ注意深く沖縄を散歩してみましょう。
ただ、ジロジロみて怪しまれないように注意してくださいね。
アマミクサアジサイ
アマミクサアジサイは奄美大島の固有種で、湿った場所を好むお花です。
実は「西表島にも分布する」という意見もあるのですが、絶滅危惧種であるため真相は定かではありません。
アマミクサアジサイを見る方法
アマミクサアジサイを見る場合は奄美大島に足を運びましょう。
リュウキュウスズカケ
リュウキュウスズカケは湿った環境に生育され、花冠は白色~紅紫色に育ちます。
非常に小さな花ですので、中々見ることができず、沖縄県の絶滅危惧種IA類に分類されています。
基準産地は沖縄島ですが、自生地としては絶滅されたと言われています。
奄美大島と沖縄島に足を運べば見ることができます。
沖縄にしかいない動物
ここからは「沖縄にしかいない動物」を紹介していきます。
中には、会えたら本当にラッキーだと言える、沖縄に行っても会うことができないかもしれない動物も紹介していきますね。
ヤンバルクイナ
「ヤンバルクイナ」の名前を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
ヤンバルクイナは背中は茶色で、くちばしは赤色に近いオレンジ色をした鳥の仲間です。
しかし、鳥の仲間ですが空を飛ぶことはできないんです。世界を見渡せば飛べない鳥はいくつも存在すると言われていますが、日本ではヤンバルクイナだけです。
まさに日本唯一の鳥が沖縄に居るということです。
ヤンバルクイナはやんばる周辺を車で走ると会うことができます。
しかし、飛ぶことができず、移動手段は徒歩ですので、とてもスピードはゆっくりです。
ヤンバルクイナを道路で見つけたときは、ぜひ道路を渡りきるまで温かい目で見守ってあげてくださいね。
イリオモテヤマネコ
イリオモテヤマネコは沖縄で最も会うのが難しいと言われている生き物です。
イリオモテヤマネコは100頭いるかどうかという絶滅危惧種で、沖縄県全体で命を守る活動が続けられています。そのため、イリオモテヤマネコに会うには、西表島を夜散歩するしかありません。
交通事故で亡くなってしまう確率が高いため、くれぐれも徒歩で探してあげるようにしてくださいね。
また、イリオモテヤマネコはハンティングが得意なので、森や山に棲み、時には海を泳いで獲物を刈ると言われています。
リュウキュウヤマガメ
リュウキュウヤマガメは方言名で「ヤンバルガーミー」と呼ばれています。
森林開発による環境破壊や、殺虫剤や除草剤などによる獲物の減少によって、リュウキュウヤマガメ自体の分布も少なくなってきています。
リュウキュウヤマガメは1972年に沖縄県の天然記念物に指定され、1975年に国の天然記念物に指定されました。
普段は久米島か渡嘉敷島の洞窟や岩の割れ目に生息しているため、足を運べば会えるかもしれませんよ。
リュウキュウアオヘビ
出典 : Mad muscle caféMad muscle café
リュウキュウアオヘビは毒がなく、美しい緑色が特徴的なヘビです。
無毒ではありますが、噛まれるとそれなりに痛いらしいですので、探す際はしっかりと注意しましょう。
また、沖縄にはリュウキュウアオヘビだけでなく「アカマタ」や「ヒメハブ」という種類のヘビが生息しています。
上記で紹介した3種類のヘビは毒を持っていないため、危険性はありません。
アカマタは捕まえると「悪臭を放つ」という特徴があり、ヒメハブは沖縄県の水辺でよく見かけることができます。
沖縄にしかいない海の生き物
次は、沖縄にしかいない海の生き物を紹介していきます。
リュウキュウダカラ
出典 : https://beautifulworld9nekojya.amebaownd.com/posts/3650685
リュウキュウダカラは貝の一種です。
「初めて収穫するまでに2年かかった」と言われており、非常に希少性の高い海の生き物です。
プロの漁師さんでも見つけることが困難なため、もし旅行で見つけることが出来たら「超ラッキー」と言っても良いかもしれませんね。
また、沖縄にしかいない海の生き物は貝が非常に多いです。
ダイビングなどする場合は、ぜひ貝探しをしてみてはいかがでしょうか。
沖縄にしかいない植物
では最後に、沖縄にしかいない植物を紹介します。
沖縄といえば「ハイビスカス」が有名かもしれませんが、実はハイビスカスは沖縄以外にも咲いています。
ですので、正真正銘沖縄にしかない植物を紹介していきますね。
サキシマスオウノキ
サキシマスオウノキは、沖縄県の西表島にあり、国の天然記念物に指定されています。
サキシマスオウノキは「板根」と呼ばれる、切り立った根を持っているのが特徴的です。
サキシマスオウノキの群落には遊歩道が用意されているため、西表島に行った際にはぜひ見に行ってみましょう。
ヤエヤマヤシ
ヤエヤマヤシは八重山諸島だけに自生する大型ヤシです。
八重山諸島では150本ほどのヤエヤマヤシ群落があり、国の天然記念物に指定されています。
壮大なヤエヤマヤシを見たら圧倒されることは間違いありません。
隆起さんご礁
琉球列島の海浜では隆起したさんご礁を見ることができ、これが隆起サンゴ礁だと呼ばれています。
このさんご礁はサンゴ礁と砂が固まってできており、隙間には有機物が溜まっており、植物たちの貴重な住みかとなっています。
他の県にはないさんご礁ですので、沖縄県に足を運んだらぜひ見るべき景色の1つでしょう。
まとめ
沖縄県にしかない珍しい生き物を紹介してきました。
イリオモテヤマネコなど、会えるか分からないほど希少な生き物が沖縄にはたくさん存在します。
もしかしたら、ここでは紹介していない「誰も見たことがない生き物」をあなたが発見するかもしれません。
ぜひ沖縄にお越しになって、珍しい生き物と触れ合ってくださいね。